交換留学などのため、日本での学習期間が限られている留学生が数多くいるが、帰国後日本語学習をどのように進めればいいのかが共通の課題である。
日本にいる間は、日本語のクラスも履修していたり、周りに日本語の話せる場など学習環境が整えている。が、帰国後クラスを履修しようと思っても自分のレベルに合うクラスもあまりなく、学習リソースも限られている。
このような留学生に対しては、まず現在の学習状況を語ってもらい、帰国後も続けられるリソースや学習方法は維持させる。また、帰国後の学習計画を立てることにより、現時点での学習を帰国後に結び付けるようにする。
さらに、帰国後の日本語学習について考える。
現地の日本人友達をパートナーとして、ランゲージエクスチェンジを行うなど周りのリソースを最大限に利用することをお勧めする。そして、会話の練習や作文のチェックなどができるウェブリソースを提供する。
学習方法や学習計画だけではなく、日本語学習を卒業後にどのように活かしていくかなど、長期的な学習目標についても考えてもらうよう、セッションを設ける必要がある。