会話における発音チェック

「発音があっているかどうか不安です」。
留学生からよくこのような相談を受ける。なぜ不安なのかその理由をうかがうと、何か話した時、相手から変な顔をされたことがあり、自分の言いたいことが伝わっていないのではないかと自信がなくなってしまうということであった。また、ほとんどの日本人は発音が間違ってもはっきり指摘してくれないから、確認ができないという。
このような相談に対しては、「自ら積極的に聞く」ことをよく勧める。話すときに、相手がよく分かっていないような反応をしているのであれば、直接確認するのがもっとも効果的である。例えば、「今の発音、大丈夫でしたか」、「こういうつもりで話したけど、伝わったのでしょうか」など、自分の気になる部分を相手に直接確認するのである。すると、相手は聞かれたことについて、反応を示してくれるはずであろう。
このように、会話の中で相手に聞くことにより、発音のチェックや内容の確認ができるのでよりスムーズなコミュニケーションを図ることができる。