単語の意味合いを理解する際の検索エンジンの活用

単語の意味合いを理解する際に、辞書に載っている説明や例文だけで不十分だと感じるときがある。その際に、ネット検索でヒットした例文は一定の参考になれると思われる。

たとえば、ある英語母語話者の学習者は新出単語を予習するために、自分の理解に基づき単語を使い例文を作成してみた。そしてその例文が適切かどうかを確かめたい。文をチェックする前に、例文作成のプロセスを聞いてみた。すると、辞書に載っている英語の説明と例文を読んだ後、自分の理解で文を作ったと学習者は説明した。ある文を見てみると、確かに辞書に載っている説明に沿っており、間違いとはいえない。しかし、その語はプラスの意味合いで使われる傾向があるが、実際に作った文はマイナスの意味合いを感じさせる場面である。すなわち、場面が伴わない辞書の説明だけで、意味合いを正確に理解した保証ができないということである。

そこで、学習者と一緒に簡単なネットの検索機能を使ってみた。つまり単語をグーグルなどの検索エンジンに入力し、ヒットした文を一通り読んでみた。そこで、その語がよくプラスの意味合いで使われるというイメージが形成され、したがって例文も見直した。